【詐欺】20歳の頃に騙された時のダサい話をしよう

20歳の時にどうしようもない詐欺に騙されたハナシを晒すスタイルでお送りいたします。

どうも!
人生のバイブルは「行け!稲中卓球部」
ミミィです!

人生40年以上生きていると、今じゃ考えられない失敗も過去にはたくさんあるわけで。

今日は詐欺に騙されたという私のダサい過去を晒し、みなさんに失笑されるという羞恥プレイをしたい詐欺ってこんな感じよ、ともっと身近に感じてもらい、微力ながら警戒を促せれば、と思い綴ります。

目次

二人の常連

当時私は活きの良いピッチピチに跳ねていた20歳。

知人の飲食店で元気よくアルバイトをしていました。

そのお店に頻繁に来ていた30代半ば〜後半の2名の男性が、この話のキーパーソン。
仮に「Aさん」「Bさん」として、話を進めていきます。

詐欺ストーリは突然に

AさんとBさんは、それぞれ自営業者。

異業種交流会で意気投合し、私が勤めていたお店によく二人で来ていた常連さんでした。

2人の特徴は、根はいい人だけども、言動が横柄なタイプ。
昔おヤンチャをしていたような感じで、私には自信がみなぎっているように見えました。

そんなある日、2人は私たちにこう言うのです。

「すごい能力を持つ女の人を知ってしまった。本当にすごいから会ってみるか?」

なんでも、女性は超能力を使い、遠隔でパワーを送ることができるのだそう。

そのパワーのおかげで2人はそれぞれ困っていたことが解決したり、仕事が上手く行ったり、体の色々な不調までもその女性のパワーで良くなったのだそうです。

今これを書いていても、胡散臭すぎる。どう考えてもおかしいでしょう!と思うのですが、
当時世間知らずの小娘だった私には、一周り以上歳の離れたいい大人2人が、こんなに熱く語るなんて、本当に何らかのパワーがあるのかもしれないと思ったのでした。

また当時の私は、この先何をすれば良いのか、どういった道に進めばいいのか、人生の進路に迷っていて、その人に会えば、何かしら今後のヒントになるものをつかめるかもしれない、と思いたかったのです。

ただし、その女性には簡単には会えないとのこと。
先着順で当日整理券を受け取れた者のみ、会っていただけるというものでした。

そんなプレミア感が、益々すごい人なのでは、、、という先入観を頭の中にどんどん刷り込み、バカ丸出しの私は、AさんBさんに「その人に会ってみたい」と言ってしまったのです。

「会わせておくれ」

ヒルトン名古屋にて

超能力女性に会うために、ある日の朝10時にヒルトン名古屋のロビーに行き、助手のような人から整理券を受け取り、その後、決められた時間にヒルトン名古屋の指定された部屋に向かいました。

あれ!?先着順だからと早く行ったけど、そういえば整理券もらうのに私一人しかいなかっt・・

「あの子痛いわね」   「えぇ、間違いないわね」

案内された部屋の中には、いたって普通の中年の女性がいました。

歳は45〜50歳くらいでしょうか、小太りな洒落っ気のない女性。

私の想像の中では、”いかにも”的な人を想像していたので、逆にこの「普通のおばさん感」に本格的なものを感じたのです。(あほか)

所要時間は15分と決められていて、席に着いて何を話したのかはもうあまり覚えてないのですが
「あなたは困っている。私が送るパワーでそれを解決できることができる。ズバリ言うわよ!」
そんなことを言われたと思います。注)「ズバリ言うわよ」は言っていません

他にも色々言われたと思うのですが、この時の私が何を思ったかと言うと。。

ミミィ(20)

ん?言われてること全く心当たりないけど、
私が分かってないだけでこの人には見えてるんだ!
だって私が何か困っていること当てられたし!
この人超ヤバいぢゃん!

裏ミミィ

ヤバいのはおめーだぉ☆

15分が経ち、助手の方から
「今後先生のパワーを受け取りたいのであれば、我々のグループに入会が必要になります。3日以内に指定の口座へ10万円を支払うように」
そう言われました。

「え?10万円?聞いてない」

普通ならさすがに、ここで「ないわぁ」となると思いますが、20歳のミミィちゃんは違います。期待を裏切りません。

ミミィ(20)

10万円も払わなきゃいけないなんてさすが先生!
きっとそれほどのパワーがあるんだわ!

私は1−2日誰にも相談せず、一人で一応悩み、入会を決意したのです。

怪しさよりも、AさんBさんが熱心に語っていたその女性のパワーの興味の方が勝ってしまったのです。

また、「10万円」という、出すのにそこまで無理でない金額、というところもポイントでした。

ミミィ、10万円を振り込む

銀行の窓口で指定の口座への振り込み手続きをしていると行員の方から、
「こちらの口座、怪しい口座ではないですか?振り込み進めても本当に大丈夫ですか?」
と聞かれるミミィ。

もうさすがに、もうさすがに、みなさんならここで「やっぱり!」と思い引き返すのではないでしょうか。

20歳のミミィちゃんは違います。舐めないでください。

ミミィ(20)

えぇ、大丈夫です。振込み進めてください

私は振り込みを進めるようにお願いし、振り込みを完了させてしまうのです。

そういえば、なぜこの時行員の方は、怪しくないか訊ねてくれたのでしょう。。?
銀行ではある程度そういうのもわかるようになっているのか?もしご存知の方いらしゃいましたら教えて下さい。

超能力者のパワーとは

さて、振り込みも完了し、ミミィちゃんは鬼に金棒な気分。

早速迷っていたことについて、超能力者の先生に相談をしてみました。

ちなみに、相談方法はFAXです。

20年前とは言えどもメールがあった時代にFAXです。面倒ですね。
FAXでお悩みを送れば、先生が遠隔で私を見てくれて、FAXで助言してくださるスタイルです。

FAX送信の翌日、ジジ・・・ジジジ・・・と返信が。

ドキドキしながら先生のお返事を読むミミィ。

あなたのことがよく見えません。
もう少しあなた自身のパワーを強くする必要があります。
やりたいことは、やってみれば良いでしょう。
は?

「はぁ?」

ここで、ようやく。ようやくおバカなミミィちゃんは全てを悟り、目が覚めたのです。

おかえり、ミミィちゃん!

キーパーソンたちのその後

バッキバキに目が覚めたミミィちゃん。

詐欺に遭ってしまったことより、自分のバカさ具合にどん底に落ち込みました。

ただ、この詐欺師を私に紹介したAさんとBさんは、まだ熱心に信じている様子。

恐らく、その詐欺師達はお金も搾り取れないであろう戦闘能力もないおバカな私は、10万円の振り込みを完了したら後は適当にあしらい、自営業者であるAさんとBさんには言葉巧みに繋ぎ止め、お金を搾取していたのだと思います。

実は私以外にももう一人、同様に入会金の10万円を支払ってしまった別のお客さんがいました。

その人も支払ってすぐに目が覚めたパターンでしたが、しばらく経ったある日、その人づてにその詐欺グループが逮捕されたことを聞いたのです。その直後からAさんBさんは姿を見せなくなりました。

風の噂によると、Bさんはその詐欺グループの役員になっていて、一緒に逮捕されてしまったとか、、。
Aさんについては、消息も分かりません。

2人は、本当に信じていて私たちに勧めてきたのか、それとも初めからグルで騙す気であったのか、今となっては分かりません。ただ、お店に来ている時に、先生のパワーが入ったというシールやメダルを大事そうに持ち、嬉しそうにそのアイテムの話をしている様子は、心の底から頼っているように見えました。

その事件を振り返ると、自身満々で傲慢に見えた2人でしたが、実はいつも不安で、何かにすがらないと自身を保てなかったのかもしれないな、と何かしらの切なさを感じます。

詐欺で得たもの

もう、この出来事に関しては、感謝すらしています。

いかに自分が世間知らずで信じやすく、ありんこより小さい脳であったかを教えてくれました。

この経験から「自分は騙されやすい人間である」と脳と胸に刻むことが出来たので、何に対してもまずは疑い、良く調べるところから始めるようになりました。

裏ミミィ

それが時として行動の邪魔になる時もあるけどな!

この事件がなければ私は、10万円なんかじゃ済まないくらい騙されることもあったかもしれません。

20歳の時に、10万円でそれが学べたのなら、十分価値のある授業であったと思うのです。

いかがでしたか?このダサい詐欺話。

えぇ、えぇ、どうぞ笑ってやってください。
20歳のミミィちゃんが浮かばれます。

きっと詐欺師はどこにでもいて、
あなたにひっそりと忍び寄って来ているかもしれません。
みなさんもぜひ、私のようにつまらない汚点を作らないように気をつけてくださいね!

裏ミミィ

でもブログのネタになったからまんざらでもないな!

それでは今日はこのへんで。ミミィでした!
ばいばい☺

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にちかめ

foot-pochipp

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