【キャバ嬢体験記】この世界ではよくあるハナシ
どうも、ミミィです。
子どもの頃、ドギマギしながら見ていたアニメは「まいっちんぐマチコ先生」です。
家族で観てたら気まずい空気を作ってしまうことで有名な夕方の伝説的なアニメだぞ
ところで。
私は気づいてしまったのです。
いや、気づいてしまったのです。
え?今同じこと2回言った?
このブログには、特定のカテゴリーに結構な量のアクセスがあることを。
それは・・「キャバ嬢なハナシ」。
私は思いました・・あんたも好きね そうか。この世界のことを知りたい人は多いのかもしれない。
いいでしょう。ならば。
一般的な生活の中では中々機会がないかもしれない
この世界ではよくあることについて、今回は綴ってあげてもよいでしょう。
上からな感じがイラつくな!
敏腕営業マン:Wさん
今回は、某有名スポーツ関連メーカーの敏腕営業マン:Wさん(当時の推定年齢39歳)とのお話。
Wさんは週に1度の頻度で、東京から名古屋への出張のついでにミミィ指名で飲みに来てくださる方でした。
見た目は・・あーそうそう。あの人そっくり。
安田大サーカスのクロちゃん。
クロちゃんですっ!
スポーツ関連メーカーの敏腕営業マンというだけあって、数名の有名芸能人とも交流のあるWさん。
お話もとても上手で、いつも軽快なノリで楽しませてくださる方でした。
ただし、ただ楽しく飲んで帰ってくれるお客様なんてほんの一握り。
大半は、ホステスをなんとか口説こうとあの手この手で誘ってきます。
仕方ありません。
そもそもキャバクラを含め、夜の飲み屋とはそういうところ。
疑似恋愛や駆け引きがしたいお客様もいらっしゃるのです。
ホステスは、お客様が求めるものを受け入れるフリをしながら上手にあしらうのもお仕事なのです。
お客様の世界
Wさんも例外ではありませんでした。
休みの日にご飯食べに行こう!
休みの日に遊びに行こう!
旅行に行こう!
朝起こして!
と、それはそれはしつこく誘ってきます。
朝は自分で起きろや
みんなそうしてんねん
キャバ嬢によるかもしれませんが、私の場合はよっぽど信頼している人以外、店外で会うことはしません。
とりわけ、Wさんは他のお客様よりしぶとく、傲慢。
相手の気持ちを考えて行動できるようなタイプではありませんでした。
女性に対して、デリカシーが無さすぎるのです。
当時の私がいつもどのようにお客様の攻撃をかわしていたのかというと・・
それは・・
必殺!昼職ブラック企業及び夢のために健気に働いてお金貯めてるがんばり屋さん攻撃!
長くない?
ある時は
ブラック企業に勤めるかわいそうな女・ミミィ。
お食事?!とっても行きたい・・
でも昼職がブラックだから時間がないよぅ・・
あ!そうだ!今度お店に入る前に連れて行ってくれない?
(意味:ねぇ、どうして大事なプライベートの時間をあなたのために使わなきゃいけないの?)
そしてまたある時は
目標のために頑張る健気な女・ミミィ。
旅行?!ステキ!
でも・・お金貯めて留学したいから、昼も夜もお仕事休みたくないの!
自分でお金貯めたいから、頑張りたいんだよne☆
(意味:ねぇ、プライベートでのご飯も行かないようにしてるのになんで2人で旅行に行けると思ったの?)
私がキャバ嬢として働くことになったきっかけは、海外へのワーキングホリデー資金のためだったので、昼夜忙しくしていたのは本当の話。
でもいくら昼夜忙しく仕事をしていたって、プライベートな時間や食事に行く時間くらいはありました。
ですが、お仕事としていつも激しい攻防戦をお店の中で繰り広げているのに、自分のプライベートな時間を削ってまで心をすり減らすようなストレスを溜めることはしたくなかったのです。
そして迂闊に動き、もし何かあった時に傷を負うのは結局、女性の方なのです。
自分を守りながら、お客様の世界も壊さないよう、当時の私も必死です。
突然の試合
こうしてWさんの攻撃を交わしていたある日のこと、Wさんが新たな攻撃を仕掛けてきました。
以下、実況を交えての再現です。
ミミィちゃん、次俺が名古屋に来た時、泊まってるホテルに来てよ
なんだぁ!?単刀直入だぁ!
キックオフ早々、無回転ロングシュートを決める荒技だぁー!
さぁ、ミミィ選手。これを止められるかぁあ!?
それは無理ですよ
おーっとー?ミミィ、特にひねりはなぁーーーいっ!
平然な顔でボールを止めたぁ!!
さぁW、次はどう出るんだぁ!?
あ、そう。じゃあ指名変えちゃうよ?
出ましたー!
禁断のシュート!「指名変えちゃうよ」っだぁぁぁあ!!
これはさすがのミミィも痛〜いっ!
さぁミミィ、どうするー?どうするんだぁっ!?
残念ですけど、仕方ないですね
受ーけー止ーめーたぁぁぁ!!!
ここでホイッスル!
試合終了〜!!
W残念!!
あっちの方のシュートも決められなかったぁぁぁぁあああああ!!!
下品
そりゃそうでしょう。
Wさんだって、定期的に通っているのに、いつまでも誘いに乗らないのならターゲットも変えたくなるでしょう。
もちろん、指名変えは正直気持ちの良いものではありません。
でも、Wさんと良い関係を続けられなかったのは、私の力不足。
Wさんとはきっと、それまでの関係だった、というだけのことでしょう。
私は当然のこととして、受け入れました。
ゲスの極み、W
それから程なくして、Wさんがお店にまた現れました。
その時にWさんが指名したのは、もちろん私ではない別の女の子。
「Kちゃん」という、スタイルも顔も性格も抜群の人気キャバ嬢です。
ただWさん、このKちゃんと私が仲良しだということを知りませんでした。
指名変えからしばらく経ったある日のこと、Wさんが帰った後に、Kちゃんは私のところへ駆け寄りこう言うのです。
ねぇミミィちゃん!
Wさんがホテルに誘って来たんだけど・・
(はぁ、やっぱり)
Kちゃん、私の力不足でごめんね
ホテル行くの断ったら
「ミミィちゃんは来てくれたよ」
って言ってたよ!?
んなっ!?
はぁ〜〜!?!?!
百歩、いや百万歩譲って、私がWさん、否、あんたのホテルに行ったことがあるとしようよ。
それで、Kちゃんが「え?そうなの?じゃあ・・私も・・・」
とでも言うと思ったんか!?
もうあかん、垣原さん呼んでくるわ!!!
あぁ〜ん!?
お前の口にマシュマロ詰めたろか!!!
柿原さん知らないやつは
これ読んどけ!!
あとがき
この世界では、こんな話は往々にしてあります。
ただ思うのは、Wさんのようなお客様でも、ホステスさん次第ではWさんの機嫌を損ねずお誘いを断り、かつ”お客様とホステス” として良い関係を長く築ける女性もいるはずで。
”ホステス” という職業は、やや見下されがちな職業ではありますが、特殊な能力が必要なこの世界で人気ホステスとして長く活躍される方を私は尊敬します。
まぁ、中には、いわゆる ”色恋”、つまり自分の体を使うホステスさんも実在しますが、そういった関係は長くは続かず、脆くあっけなく崩れてしまうものなのです。
しかも崩れ方が汚かったりする。
昼の世界に限らず、夜の世界も、上に上がるには人間関係構築の能力が問われます。
もしかしたら夜のこの世界の方が、その辺はシビアかもしれませんね。
今回はこの辺で。ミミィでした。
ばいばい☺
コメント
コメント一覧 (2件)
Twitterから見つけました♡
私も夜職の経験があるので興味深く読ませて頂きました????
今後も時々覗かせて下さい♡
りりちゃんさん!コメントありがとうございます。
これからもキャバ体験記は少しずつ続けて行きますので
よろしければまた見に来てくださいね♡