負に愛される女たち −恋愛体質Mさんの場合(前編)−
どうも。
腰に鈍痛を感じると「あ、、数日後に天気悪くなるわ。」と予言し始めることで有名なミミィです。
体ってすごいよね
さて、今回は以前人知れずスタートさせた”負に愛される女たち” シリーズの第二弾です。
あなたの周りにいないでしょうか。
常に誰かが、特に男性がいないとダメなタイプの女性。
いわば恋愛体質。
依存体質。
はーい。自分がそうだよっていう人は正直に手挙げるよー。
そんな体質により、ずるずると負のループから抜けられない。
今回の主役は、そんな恋愛体質Mさんのお話です。
この記事で書ききりたかったのですが、中身が濃すぎたため、前編後編に分けることにしました。
それでは、前編楽しんで行ってね♡
恋愛体質 Mさん
私とMさんとの出会いは今から7-8年ほど前。
当時良く女子会をしていたメンバーを通じて知り合いました。
当時私が34歳。Mさんは4つ上の38歳。
スラッとして手足が長い、お目々ぱっちりなお人形さんのようなMさん。
可愛い外見に似合わず、ダハハと良く笑い、かつ天然さも持ち合わせたアラフォーには感じられないとても可愛らしい女性でした。
当時Mさんは結婚をしていて、子どもは無し。
ご主人は大手飲食チェーンの役職がある方。
Mさん自身も美容関係のお仕事をしていました。
子どもはおらず、旦那様はお仕事の関係で夜は不在がち。
そのため Mさんは、週末の夜にはよく、女子会仲間と自由時間を楽しんでいたのです。
私がMさんと出会ったのも、その頃です。
モラハラな夫
当時のMさんは良く嘆いていました。
旦那さんが結構なモラハラな人間であると。
モラハラとはー
「倫理・道徳に反したいやがらせ」という意味
暴力などの物理的な暴力ではなく精神的な攻撃を指し、陰湿ないやがらせ行為によって被害者の精神をじわじわと追い詰めるという特徴がある
ベンナビ弁護士保険HPより引用
怖いわぁ
Mさん夫の具体的なモラハラ行為は以下の通り。
※Mさんの夫のことは以後「モラ夫」とさせていただきます。
・モラ夫は好きな時間に外出できるが、Mさんの外出時にはモラ夫の許可が必要
・モラ夫が帰宅時には必ず家にいなければならない
・モラ夫の帰宅時に家にいないものならドアチェーンをかけられ家の中に入れてもらえない
・モラ夫が深夜帰宅時、TVやブルーレイレコーダーなど家電の主電源を切っていないと叩き起こされ長時間の説教
・掃除が行き届いてないと、掃除のやり直し(モラ夫監視の下)etc..
歌います。コホン
♪お前を嫁に〜
もらう前に〜
言っておきたい〜
ことがある〜
これもある種の亭主関白というものなのか。昔はこんなことが当たり前だったのか?
それならば。
嗚呼、心からありがとう。
こんな理不尽な状況を子孫を残すため耐えてくれた私たちのおばあちゃんのお母さんのそのまたおk…
女子会の集まりの時、「今旦那に掃除させられてるから今日はいけません。。」とドタキャンをしてくることが少なくなかったMさん。
私は不思議でした。いえ、私だけじゃない。
なぜそんな支配されたような関係に耐えられるのか。
その場にいたメンバー全員も疑問に思っていました。
そしてその話を肴に酒を飲むのです。
そんな酒がまたうめぇのなんの!!
正確悪いよne☆
Mさんが受けるストレスを想像するのは容易い。
ただ実はMさんも、そんな支配に黙って従うような女性ではありませんでした。
Mさんの本性
Mさんは実は韓国が大好き。大好きすぎてスクールにも通い、韓国語もベラベラにした程です。
昼間お仕事をしていたMさん。
モラハラ夫も、Mさんが自分で稼いだお金で好きなことをすることに関しては、特に咎めることはありませんでした。
韓国大好きなMさんは一人で韓国旅行にだって行っちゃいます。
韓国旅行いいですよねぇ。
ご飯も美味しい。
良質な化粧品が安い。
ショッピングだってお得で楽しい!!
ただね。
Mさんの韓国旅行の目的は、一般女性のソレとは一線を画します。
Mさんが韓国に行く目的。
それは・・・
韓国男子との
ワンナイト・ラヴ♡
韓国滞在中のMさんは、夜な夜なナイトクラブへ一人赴き、わざとナンパされに行くのです。
可愛らしい外見の彼女が、ナンパされないはずがないのです。
韓国に行っては男を求め、モラ夫へのストレスを発散させていたのかもしれません。
私はある日の会話を忘れません。Mさんに尋ねたのです。
Mさん、韓国のクラブってレ○プが問題になってるって聞きましたけど、大丈夫ですか?怖くないですか?
何言ってるのよミミィちゃん!大丈夫よ!だってMちゃんは逆に襲っちゃうから!あははは〜!
えへへ、まぁね♡
・・・
そう。
Mさんはなかなかのツワモノなのである。
Mさんの本性、
それは「The♡男好き」なのである。
変な病気を感染(うつ)されないことを願う。それくらいアクティブに韓国で羽目を外していたのだ。
そんなアクティブMさんは、しばらくして離婚することになりました。
誰も驚かなかったこの離婚。
気になる離婚理由は、モラ夫の浮気。
私は思っていた。
ねぇMさん。
モラ夫の浮気の前に自分の男遊びがバレなくて良かったね。
バレてたら多分ひどい目に遭わされていたもんね。
逆にモラ夫が浮気してくれてて良かったくらいじゃない?
浮気ってバレたもん負けね。
離婚後のMさん
Mさんは運良くモラ夫の浮気が(先に)発覚し
運良くストレスフルな結婚生活に終止符を打ち
運良く晴れてシングルに。
※但しモラ夫の慰謝料支払遅延ストレスのおまけ付き
シングルになってしまえばこちらのもの。
わざわざ韓国に行く必要も、ワンナイトラブを求める必要もないのです。
自由を手に入れたMさんは堂々と動き出します。
M!行きまぁす!
結婚相談所
離婚後まず手始めに、結婚相談所に登録したMさん。
離婚したばかりですが、結婚に対する希望は捨てません。
彼女は別に、常にワンナイトな相手が欲しいわけではないのです。
実は結婚願望が強く、愛されたい人なのです。
ほどなくして結婚相談所から紹介されたのは「元 Jリーガー」という肩書きの40代後半の男性。現在は経営者であるとのこと。
Mさんはその人にたちまち夢中になりました。
元Jリーガーの経営者
その元 Jリーガーは静岡に住んおり、Mさんがいる名古屋まで来たり、逆にMさんが静岡に行ったりと、順調なデートを重ねていきます。
ただ、何かがおかしい。
途中から元Jリーガーは、財布を持ってこなくなりました。
忘れてきたり、落としたと言ったり。そんな日のデート代は全てMさん持ちです。
彼の帰りの交通費を、Mさんが支払うことだってあったのです。
女子会の場で、私たちにそんな彼の愚痴を言い始めたMさん。
私たちはその男性との交際を「止めた方が良い」と勧めます。
当然だな
加えて、元Jリーガーで経営者ならば名前で調べられるはずでしょう、と、ネットでその人物のことを調べ始めました。
ただし、いくら調べても名前なんて出てきません。
いずれにしても怪しすぎるのです。
ところが、なんということでしょう。
いくら私たちがおかしい、怪しいと言っても、Mさんは私たちの話に全く耳を貸そうとしません。
さっきまで愚痴を言うほど、自分でも不信感を感じていたはずなのに、だ。
”その人は止めた方が良い”と周りが言えば言うほど
「あの人は本当はそんな人じゃない!」と彼を守り始めたのです。
騙されているかもしれない・・
薄々そう思いながらも別れたくない。
そう思わせるほどのよほど素敵な男性なのか・・。
好きになった男を信じたい。
私だってそんな恋の1つや2つしてきたさ・・。
Mさんの気持ち、分からなくもないよ。
でもどうせさ、
”元Jリーガーで経営者” だなんて、ジローラモみたいなちょいワルオヤジ風の見た目で、甘い言葉で女を夢中にさせちゃう感じなんでしょ?
まぁ、大体想像はつくけどさ・・・
そんなあからさまに怪しいヤツの肩をどうしても持つっつーなら、
そいつがどんだけのもんか
ぜひ拝ませてもらおぅじゃねぇかっ!
おおぅっ?!
私たちはMさんに元Jリーガーの写真を見せてもらうことにしたのです。
全然かっこよくないんだよぉ♡
恥じらいながら
しかしまんざらでもなさそうに
そう言って写真を見せてくれたMさん。
・・・
一同、絶句。
そこに写っていたのは
脂ぎった薄い頭髪が散らかる
昔サッカーをやってたような面影は1ミリもない
ぶよんぶよんと出ただらしないお腹を持ち
かつ清潔感がなくギトギトに黒光る男。
稚拙な言葉で表現するのであれば、まるで昔話に出てくる悪ダヌキのようだ。
結婚相談所で紹介された時点で彼を受け入れたM、あなたを猛者と呼びたい。
写真を見て数秒間、そんなことを考えてハッとした私。
はっ!私今意識飛んでた!?想像と違いすぎてつい・・
その後辛うじて口から出た言葉は
「彼の好きなところはどんなところですかぁ?」
でした。
そしてMさんはこう答えた。
体の相性がめちゃくちゃいいの♡
へー。
元Jリーガーで経営者、改めタヌキ
実は、結婚相談所でタヌキを紹介された時、Mさん本人も「生理的に無理」と拒絶したそう。
ただ、”元Jリーガーで経営者” という肩書に興味を持ち、会うだけ会うか、というテンションで会い
瞬く間にベッド・イン。
そう。Mさんは、羽が生えたようにお尻が軽いのだ。
人形のような可愛らしい外見で、壊滅的にお股のゆるい女性なのだ。
ある意味女神だな
聞けばそのタヌキは、相当な性欲の持ち主であり、Mさんはその性欲の強さに惚れ惚れしたとのこと。
MさんにとってタヌキとのS◯Xは、”生理的無理” をも超越してしまうのだ。
そして、都合の良いように扱われていたとしても、離れることができなくなってしまうほど、タヌキとのS◯Xに嵌ってしまったのだ。
タヌキ中毒に陥ってしまったMさんからしてみれば、タヌキとの交際をヤメろヤメろと私たちがどれだけ言ったところで
こんなに私を満足させてくれる男と別れろだなんて、みんな嫉妬も甚だしいのよ!この欲求不満女どもが!!
それぐらいにしか思わなかったのでしょう。
タヌキのS○X恐るべし!
その後MさんはタヌキとのS◯Xを選択し、我々との交流を絶ちました。
我々はもう、Mさんに何も言うことはありません。
ただタヌキには、叶うならばこう尋ねたい。
ねぇタヌキ、
あなたベッドで
一体何をしているの?
なにごともなかったかのように
その2−3ヶ月後。
なにごともなかったかのように私たちの前にMさんは現れました。
タヌキはどうしたのかと聞けば
聞いてよ!元Jリーガーとか経営者とか、怪しいから問い詰めたら全部ウソだったの!信じらんないでしょ、あのクソブタ!!ふざけんなって感じ!!
とのこと。
いや、だから
言うたやん?
とりあえずタヌキかブタか混乱するからはっきりしとこか?
Mさんの元Jリーガーで経営者改めタヌキ改めクソブタとのお付き合いはこれにて終了。
Mさんがその後に出会う男性たちとの話についてはここに書き切れず
後編に続く。。